オジフェス

おなかがすいた~~!!そこは仕事を終えた男衆や学校帰りの子供たちが一番最初に向かった場所ではないでしょうか。階段を登ってすぐ突き当たりにある、南に向かって全面に窓が開けられた明るいお部屋。そこが こだま会館の台所です。沢山の人々のお腹を満たした愛情いっぱ…
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   人が立ち入らなくなり30年も経過しているというのに、少しも軋みをみせない階段をゆっくりと昇る。階段も大人が3人、横並びで昇っても余りあるほど広い。昇りながらぐるりと周りを見上げる。どこもかしこも重厚で、そして温かい。踊り場を回り込むと、途端に世界が変
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廊下を渡り、チョコレート色をした少しがたつく扉を開ける。途端に目に飛び込むのは破れた障子から差し込む陽の光。そしてあちこちが剥がれかけた壁とぼろぼろの畳。しかし、そんな状態でもどこか安心感を覚えるのは、この建物が上質な木材と、上質な技術で上質な職人さんが
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玄関を入って、そこは1階。長く続く廊下は、しっかりと厚い床板で打ち付けられ、大小さまざまな部屋がこの廊下に面して繋がっています。結局は、理由あってこだま酵母の研究室としては使われなかったこだま会館。しかし、小玉醸造で働く職人さんたちの家族寮として提供され
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   あまり知られていない驚きのお話。今や海外でも愛されている 白神こだま酵母。実は、小玉醸造さんで酵母の研究をされていた小玉健吉さんによって発見、研究され、今この世にあるのです。そしてその小玉醸造さんの研究所として建てられたのが、この「こだま会館」でし
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ツタに覆われ その身を隠すようにそっと佇む木造の建物。 大きく開く玄関の入り口はまるで学び舎のそれのようで、 初めて見た時には小学校の旧校舎か何かかと思ったのでした。 秋田県潟上市飯田川にあるその建物の名前は、 「こだま会館」 ここから物語は始まります。  
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はじめましてのかたオジフェスに一度はお越しくださったことがある皆様。オジモンカメラの高橋ともうします。最初にオジフェスの起源についてご説明させていただくと……私は2013年4月に、20年ぶりに故郷の秋田へ戻ってきました。自身の写真作品を発表する場として、2014年か
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