オジフェス

2016年02月

台所の片隅。固く絞られて乾かされたまま色の変わった布巾が当時そのままの姿で残されています。きっとまた次回、と言って、みんなこの部屋を後にしたのでしょう。しかしこのまま30年間。こだま会館は深い眠りにつきました。こだま会館の時は今もまだ止まったまま。「おき…
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さあここが大きな大きな、体育館みたいに大きなこだま会館の大広間です。お正月ここには子供たちがぎっしり詰め込まれ賑やかな書初め大会が行われたそうです。きっと顔中墨だらけの子供たちがきゃあきゃあと走り回ったのでしょう。非日常と日常が交差するこだま会館。ここは…
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おなかがすいた~~!!そこは仕事を終えた男衆や学校帰りの子供たちが一番最初に向かった場所ではないでしょうか。階段を登ってすぐ突き当たりにある、南に向かって全面に窓が開けられた明るいお部屋。そこが こだま会館の台所です。沢山の人々のお腹を満たした愛情いっぱ…
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   人が立ち入らなくなり30年も経過しているというのに、少しも軋みをみせない階段をゆっくりと昇る。階段も大人が3人、横並びで昇っても余りあるほど広い。昇りながらぐるりと周りを見上げる。どこもかしこも重厚で、そして温かい。踊り場を回り込むと、途端に世界が変…
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廊下を渡り、チョコレート色をした少しがたつく扉を開ける。途端に目に飛び込むのは破れた障子から差し込む陽の光。そしてあちこちが剥がれかけた壁とぼろぼろの畳。しかし、そんな状態でもどこか安心感を覚えるのは、この建物が上質な木材と、上質な技術で上質な職人さんが…
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