秋田市は仁別から、
秋田という地域、日本という国の枠組みを飛び越えて活躍する
陶芸家の田村一さん。

今回のオジフェスでは、作品展示の他に
4月に大きな災害に見舞われた《熊本》と私たちの暮らす《秋田》とを結びつける
陶芸のワークショップを開催してくださいます!

ワークショップが開かれる6月12日(日)には、
田村さんによる展示作品についてのギャラリートークも行われます。
こちらもお楽しみに。


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◎陶芸WS “MEET AMAKUSA!MEET ANI!”

<講師>
田村一(秋田市)

<料金>
4,500円(材料費、焼成費、発送費込み)

<対象年齢>
小学校高学年から

<WSの詳細>
用意されたお皿に「からみ」を埋め込んで、好きな模様をつける作業をおこないます。
からみとは、必要な鉱物を取り出したあとにできる残り物。

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こちらはテストピースの画像です。
黒い粒が「からみ」

1240℃で溶けるとこんな表情になります。
↓ 

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少し銅も残ってるようで、還元で焚いたので赤く発色してる部分もあります。

当日は、
田村さんの定番の形の「NOT紙皿」(平らなお皿です)と
からみを埋め込む用の棒(箸置きにもなります)が用意されます。

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からみを並べて好きな柄にするもよし、
ランダムに埋め込むもよし。


 

・汚れても大丈夫な服装でいらしてください。
・参加費のうち、500円は熊本地震へのドネーションにいたします。



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◎WSの申し込み方法

田村さん宛て、
メールにて直接お申し込みください。

calm.v1@gmail.com




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田村一さんより “MEET AMAKUSA!MEET ANI!”について…
 

タムラの使ってる土は熊本の天草の磁器土。
国内有数の磁器鉱脈が残っている天草の土に、秋田の阿仁のからみをまぶす。

確か小学校のころ、社会の時間に先生が日本地図を折り畳んで、


沖縄は島だよね。北海道も島。

鹿児島と青森、カタチを比べてみるとなんとなく似てるよね。

半島がふたつあって。そうすると秋田は熊本とペアってことになる。

だから熊本小学校と文通しよう」



といって何度か手紙のやり取りしようという授業があって、

なんとなくそれ以来熊本には親近感を覚えており、

自分が無意識に熊本の土を選んだのも、なんとなく不思議な縁を感じています。

鉱物も磁器土も大きな地殻変動が生んだ産物。

それを再び1200℃の炎で焼こうと思います。割と面白いことになると思います。


折しも先ごろ熊本でも大きな地震がありました。

それもひとつの地球の働き。

この働きがなければ鉱物も土も生まれません。



でも人の営みに甚大な被害を与えたのも事実です。

今回のワークショップの参加費の一部を今回の熊本の地震へのドネーションにいたします。


皆様のご参加お待ちしております。