オジフェス

カテゴリ: 小玉会館にまつわる物語

廊下を渡り、チョコレート色をした少しがたつく扉を開ける。途端に目に飛び込むのは破れた障子から差し込む陽の光。そしてあちこちが剥がれかけた壁とぼろぼろの畳。しかし、そんな状態でもどこか安心感を覚えるのは、この建物が上質な木材と、上質な技術で上質な職人さんが…
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玄関を入って、そこは1階。長く続く廊下は、しっかりと厚い床板で打ち付けられ、大小さまざまな部屋がこの廊下に面して繋がっています。結局は、理由あってこだま酵母の研究室としては使われなかったこだま会館。しかし、小玉醸造で働く職人さんたちの家族寮として提供され…
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   あまり知られていない驚きのお話。今や海外でも愛されている 白神こだま酵母。実は、小玉醸造さんで酵母の研究をされていた小玉健吉さんによって発見、研究され、今この世にあるのです。そしてその小玉醸造さんの研究所として建てられたのが、この「こだま会館」でし…
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ツタに覆われ その身を隠すようにそっと佇む木造の建物。 大きく開く玄関の入り口はまるで学び舎のそれのようで、 初めて見た時には小学校の旧校舎か何かかと思ったのでした。 秋田県潟上市飯田川にあるその建物の名前は、 「こだま会館」 ここから物語は始まります。  …
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